TOPページ 電解研磨の原理 電解砥粒研磨 電解砥粒研磨実績 高速電解研磨 電解研磨法比較 貴社の課題解決 会社概要
従来からの電解研磨 -原理と方法-
1931年フランスのJacqueによって発明されたもので、電解液中に浸した電極と工作物間に直流の電圧を加えると陽極(+)側の工作物が研磨されるというものです。(図−1参照)
 
これは電解加工中に工作物表面に粘液層が形成され、この働きによって工作物のミクロ的な凸部が凹部より加工速度が大きくなって粗さが次第に改善されるためです。(図−2参照)
 
この方法は静止電解液中で多数の小さな工作物を大量に処理するのに向いた方法で、多様な形状に対応可能という優位性があって一般的に広く用いられておりますが、一方では下記のような問題があります。
 
@加工時間が長く、処理能率が低い
A光沢は出せるが高い鏡面度は出しにくい
B特殊な添加物を含む強酸や強アルカリを使用するため、コスト大で作業環境や環境汚染などの問題がある
C取りしろが大きく、所定の寸法精度を確保するのが難しい
 
図-1 電解研磨方法 
図-2 電解研磨の原理